ミチューリンスキー通り駅は、モスクワの地下鉄駅で、3階建ての半地下構造を持つ。駅のデザインは、有名なロシアの生物学者ミチューリンに敬意を表しており、彼が開発したユニークなリンゴの品種に触発された花咲くリンゴの木のパターンが特徴。また、日本のパターンにもインスピレーションを得ている。
駅は、コンピューターパターンと赤色の色調を全体的な建築に使用し、実用的な手段で効果を出している。柱の面や乗客の移動方向に面した壁の画像は、地下鉄の入口から車両への乗車まで、構造の全ての部分で一つの視覚的な列を形成している。
駅の設計には、ミチューリンスキー通りという名前をつけた大通りの名前を冠した生物学者イヴァン・ヴラディミロヴィチ・ミチューリンの活動への言及が含まれている。表面は花咲く枝と果実のシルエットで装飾されており、駅の装飾には花崗岩、釉薬付きセラミック、ガラス、鋼、アルミニウムが使用されている。
駅の建設には、地盤と地下水の調査が行われ、駅の深さと各階の建設重量が決定された。また、プロジェクトの挑戦の一つは、プレートの生産で鮮やかな赤色の色調を達成することだった。異なる部分の建築に異なる素材が使用されていたため、工場とのコミュニケーションと多くのテストが大きな挑戦となった。
このデザインは、2019年のA'建築、建物、構造デザイン賞でブロンズを受賞しています。ブロンズA'デザイン賞は、経験と創造力を証明した優れたデザインに授与されます。芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを取り入れ、強力な技術的・創造的スキルを発揮し、生活の質の向上に貢献し、世界をより良い場所にすることを評価されています。
プロジェクトデザイナー: Liudmila Shurygina
画像クレジット: Liudmila Shurygina
プロジェクトチームのメンバー: Architect: Leonid Borzenkov, the head of the architectural studio in AO Metrogiprotrans
Graphic Artist: Ludmila Shurygina, graphic designer
プロジェクト名: Michurinsky Prospect
プロジェクトのクライアント: Liudmila Shurygina